著者:カン・チュンドさん Kindleでサクッと読み
両学長のYoutubeで紹介されていたのが、本書を知ったきっかけ。
積立NISAをしていて、漠然とどう終わっていこうかのイメージは自分の中で持っていたが、まぁその時になったらまた考えようくらいにしか考えていなかったのが実際。
新NISAも始まるし、人生100年時代といっても熟年になっていくし、投資の終わり方をもう少し具体的にしてみたいと思い、本書を読みました。
読みやすく理解しやすい内容
読みやすい、そして、書いてあることの理解もしやすい。
例えば以下のようなことが具体的に書かれている。
- 投資を解約する練習をしてみる
- 安全資産とリスク資産の割合を決める
- リスク資産は何にするのか
- 何歳(Xデー)から取り崩すのか
- 定率で取り崩すためのオススメ基準値とその方法
読みやすくて、理解しやすいので、なるほどとなる。
道が開けたような気になるのだけれど…。
私はどうするのか
本の内容は、あくまでも一般的なものなので、自分用に見立てる必要がある。
わかりやすく解説された本書の内容を実行すれば、なんだか大丈夫な気がする。一方で、実行する前に、自分事として以下のようなことを把握・計画することが実行への最初の一歩。
- 私のXデーはいつなのか
- いくら取り崩せば良いのか
- それは何のためか
- その前にXデー以降の生活費の見立てはどうか
- そもそも取り崩す大元の資金を投資(貯蓄、退職金等)で確保できているのか
これが難しいじゃないか!
なぜなら私の場合はこれからまだ人生計画大きく変化の兆しありだから。
積立投資は変わらずコツコツ続けることは決めているものの、その他要素について決めきれていないことや変動しそうなことが多い。少し前までは、独身として人生を過ごす。そのためにどこに引っ越していつくらいまで仕事を続けて…とか、考えていた。
ところが今は違う。これからも未定部分は大きい。
言い訳みたいだけど、現時点では決められないのよ。Xデーすら。
ご自身の生き方や、家族計画含めて大枠決まっている方は、自分仕様にどんどん実行プランを立てて、その日がきたら実行して欲しい。
妄想シミュレーションする
Xデーすら決まらないと言い訳したものの、実現したい姿を妄想してシミュレーション。
稼ぐ労働力として、自分を何歳まで稼働させたいか(稼働させられるか)、生活はミニマイズして、でも旅行は行きたい。
もらえる年金(年金のサイトでシミュレーションできるよ)を算出して。。。
元本をそれまでに貯めておくには、今の積立プランで良いんだっけ(新NISAで今のインデックスの積立を続ければ…)。
医療費や趣味を増やすと出費が増えるのではないか。
子育て費用の想定が漠然としていることもあり、資産形成に投下する金額が考えているように進むのかが不明瞭点だなとか、明らかになる事があったのも良い発見。
最後に
私はまだ変動要因が多いから、実行プランを決められないという人も少なくないと思う。
けれど、変動要因は常にある気もするし、変動要因がほぼなくなった時点で、本書を読んでも、そんな考えがあったのか…ちょっと時遅しだ。という可能性も大いにある。
たとえ今、本書の内容を存分に活かせなくても、何十年先の姿として、こういう世界・手法があるんだと知れたことがラッキー。
知ることが大事。
時代が変われば本書に書いてあることが通用しないということもある。
その時は波にのって変えていけば良い。
お金、マネープラン、大事。
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